2010年10月6日(水)「しんぶん赤旗」
地方自治守るたたかいを
党国会議員団、自治労連と懇談
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日本共産党の国会議員団は5日、衆院第2議員会館で自治労連の猿橋均書記長らと懇談しました。
冒頭にあいさつした日本共産党の塩川鉄也衆院議員は、臨時国会にあたって、現場の問題をとりあげた論戦に取り組んでいきたいと表明。政府が推進する「地域主権改革」では、国民生活の最低限を保障するナショナル・ミニマムを守ることとあわせて、地方自治破壊に対して正面からたたかいたいと語りました。
自治労連の取り組みについて報告した木村雅英憲法政策局長は、「地域主権改革」について、広島県で進んでいる市町村への権限委譲の実態にふれながら、国民生活、地方自治を守る共同の行動を広げたいと発言。また、住民のための仕事ができないとの現場の声や、指定管理者制度での死亡事故の実態にもふれて、職員削減・民営化をはね返すことが必要だと強調しました。
懇談では、高齢者の所在不明問題、保育や児童虐待、生活保護の充実、市町村合併の弊害、地域経済の発展にむけた自治体の役割などについて意見交換しました。
また11月に行われる沖縄県知事選をめぐって、米軍普天間基地の無条件撤去とあわせて、地方自治のあり方の問題としても、力を入れてたたかいたいと語られました。
懇談には、自治労連から山口毅、山口祐二の両副委員長らが、日本共産党から赤嶺政賢、高橋ちづ子の両衆院議員、紙智子、田村智子、山下芳生の各参院議員らが出席しました。