2010年10月6日(水)「しんぶん赤旗」
小沢氏の証人喚問要求
野党6党
日本共産党など野党7党は5日、国会内で国対委員長会談を開き、検察審査会の起訴議決により強制起訴されることになった小沢一郎元民主党幹事長の証人喚問を要求することで、社民党を除く6党が一致しました。社民党は党内で結論が出ていないとして留保しました。
会談で、日本共産党の穀田恵二国対委員長は、「強制起訴されることになったことは、極めて重大なことであり、偽証が許されない証人喚問しかない」と主張しました。
穀田氏は、「問題の核心は4億円の土地購入原資の疑惑だ。ゼネコンからのヤミ献金ではないか、国民の税金の還流ではないのかという疑いがある。さらに東北地方を中心に公共事業受注に『天の声』を出していたのではないかなど『政治とカネ』をめぐる数々の疑惑がある。しかし、小沢氏は国会で何も語っていない」と指摘しました。
さらに「国会には真相究明と政治的道義的責任を明らかにする責任がある」と強調。その点で、「民主党の責任は極めて重大だ。証人喚問に対して民主党がどういう態度をとるのかが問われてくる」と述べました。