2010年10月2日(土)「しんぶん赤旗」

統一協会 脱退体験語る

全国弁連集会「人生食い物に怒り」


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(写真)統一協会の霊感商法被害などについて交流した集会=1日、東京都千代田区

 全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)は1日、東京都千代田区で第52回全国集会を開き、統一協会が資金集めのために高額商品を売りつける霊感商法などの被害や信者の救出の経験について交流しました。

 東京事務局長の渡辺博弁護士が基調報告。家族らによる統一協会信者の説得、救出に対して協会側から「拉致・監禁だ」などとする攻撃がかけられている問題を指摘しました。

 統一協会元信者の30代女性とその父親が、救出と脱会に至る体験を話しました。女性は、街頭での手相と姓名判断の鑑定をきっかけに2001年ごろに入信。1本16万円の印鑑3本や47万円の絵画などを購入させられ、仕事も辞めて協会活動に専念したことにふれ、「今では人の人生を食い物にする協会に怒りを感じ、自分も高額商品を販売してしまったことを後悔しています。これから家族を救出しようとする方の力になりたい」と語りました。

 父親は、08年にカウンセラーや親せきらと協力して女性を説得し、救出した経験を報告。「娘と信頼関係を築き、親せきらとも人間関係をつくることが大切だった」と話しました。





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