2010年10月2日(土)「しんぶん赤旗」
米軍機訓練強行に抗議
普天間基地前で爆音訴訟団ら
イハ宜野湾市長 安里前副市長も
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沖縄県の米空軍嘉手納基地所属F15戦闘機と、山口県の岩国基地所属FA18戦闘攻撃機が、米海兵隊普天間基地(宜野湾市)で訓練を強行している問題で1日、普天間基地の第1ゲート前で抗議集会が開かれました。
今月から約1年半かけた嘉手納基地の滑走路2本の改修工事を口実に、米空軍が普天間基地でダイバート(目的地変更)訓練を先月22日から強行しているもの。「普天間基地の即時閉鎖・撤去」との県民の願いを無視した米軍の勝手放題に、住民は怒りのこぶしを突き上げました。
主催は「普天間米軍基地から爆音をなくす訴訟団」。警察官約40人がゲート前を封鎖し、抗議する住民を排除しようとするなど緊迫した状況のなか、島田善次団長は、「県民を愚ろうするにもほどがある。普天間基地の撤去まで抗議を続けていこう」と訴えました。
11月の県知事選に出馬するイハ洋一宜野湾市長と、同日行われる宜野湾市長選に立候補する安里タケシ前副市長も参加。イハ氏は、「県民の生命を脅かすこのような基地は一日も早く閉鎖させなければなりません。完全撤去までともに頑張りましょう」と訴え、大きな拍手に包まれました。