2010年9月25日(土)「しんぶん赤旗」

囲碁新人王戦決勝第2局

白石三段が勝ちタイ


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(写真)第35期囲碁新人王戦決勝3番勝負で、三谷哲也六段(左)を下した白石勇一三段。奥左は立会人の戸沢昭宣九段=24日、東京都千代田区の日本棋院

 三谷哲也六段が白石勇一三段に先勝して迎えた第35期囲碁新人王戦(しんぶん赤旗主催)決勝3番勝負第2局は24日、東京都千代田区の日本棋院でおこなわれ、午後5時46分、白石三段が244手で黒番3目半勝ちし、通算1勝1敗と星を戻しました。最終局にもつれ込むのは4年ぶり。決戦となる第3局は10月1日(金)、同所でおこなわれます。

 白石三段の先番。立ち会いの戸沢昭宣九段の「時間になりました。始めて下さい」の合図で始まりました。序盤は右上隅から黒が白を攻める展開。白36までで昼食休憩。

 午後は、右下の黒模様に白がうまく入りこんだあたりで控室では「白が打ちやすい」という評判でした。

 しかし白74、80と右下隅の黒4子を取りこむ間に黒75から左下の白をいじめられ、左辺に黒の地模様が大きく広がる展開となりました。

 この後は寄せの争いとなり、「左辺から中央の黒地が大きい」と指摘する声があがりました。

 対局後、白石三段は「難しいところでしたが、左下隅に回れたあたりで打ちやすいと思いました。ここまできたら(第3局は)結果を考えずに思い切りやりたい」と話しました。

 三谷六段は「左下隅で白がいじめられたところではっきり悪かった。形勢判断を誤りました。まずい碁だったので第3局は良い碁が打てるようにしたい」と語りました。

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