2010年9月24日(金)「しんぶん赤旗」
「沖縄の民意高まる」
新基地反対の声 知事選でさらに
フォーラム東京で開催
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米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)の「移設」問題で、「沖縄フォーラムIN東京 普天間は問いかける」(同実行委員会主催)が23日、東京都内で開かれ、約400人が参加しました。
基調報告した沖縄大学名誉教授の新崎盛暉さんは、昨年の政権交代から今月12日の名護市議選で普天間基地の同市辺野古への「移設」(新基地建設)に反対する与党勢力の圧勝までの1年を解説し、「間違いなく高くなっている沖縄の民意の潮位」と強調。「11月の沖縄県知事選でさらに辺野古には新基地をつくらせないことを(日米両政府に)示そう」と訴えました。
国士舘大学の長谷川均教授は新基地建設のために日米両政府が埋め立てを計画している辺野古大浦湾について、貴重なアオサンゴの大群集などがあり、生物多様性の高い海域であることを紹介。「(新基地の滑走路が)V字であれI字であれ、湾を埋め立てれば環境に重大な影響を与える。どちらがいいなんてものではない」と指摘しました。
屋良朝博・沖縄タイムス社論説兼編集委員は、「在沖縄米海兵隊は『抑止力』」という論調を批判しました。
県知事選に県内「移設」反対を掲げて出馬を表明しているイハ洋一宜野湾市長、新基地建設反対の稲嶺進名護市長からメッセージが寄せられました。