2010年9月23日(木)「しんぶん赤旗」

牽牛子塚古墳を吉井議員が視察

奈良


写真

(写真)墳丘内の石槨を囲った巨大な切石を見る吉井議員(右から2人目)=22日、奈良県明日香村

 日本共産党の吉井英勝衆院議員は22日、発掘調査により八角形墳であることが分かった奈良県明日香村の牽牛子塚(けんごしづか)古墳(7世紀後半ごろ)を訪れ、調査を担当した同村教育委員会から説明を受けました。

 同古墳では昨年度から2カ年で構造解明に向けた範囲確認調査が行われています。

 今回の調査では、同古墳が対辺約22メートルの3段からなる八角形墳で、墳丘外辺部の二重のバラス敷きを含めると32メートル以上の規模になることが、このほど判明しました。被葬者は斉明天皇である可能性が指摘されています。

 吉井議員は同村教委文化財課の相原嘉之氏から墳丘すその凝灰岩(ぎょうかいがん)の石敷や、推定約80トンの凝灰岩をくりぬいてつくった横口式石槨(せっかく、石室)とそれを囲む切り石からなる埋葬施設の構造の特徴を聞きました。

 このあと、吉井議員は同県高取町内にあり、宮内庁が管理する「斉明天皇陵」を視察しました。

 視察には日本共産党の森本吉秀村議、新沢明美町議も同行しました。





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