2010年9月18日(土)「しんぶん赤旗」
国会早期開催を要求
野党6党が国対委員長会談
日本共産党、自民党、公明党、みんなの党、社民党、たちあがれ日本の野党6党は17日、国会内で国対委員長会談を開き、与党に対し臨時国会の早期開催を求めることで一致し、即日、民主党の鉢呂吉雄・新国対委員長に申し入れました。また、鈴木宗男被告の有罪確定、衆院議員失職に関して、同氏を衆院外務委員長に起用した民主党の責任を追及していくことも確認しました。
会談で各党は、急激な円高による経済不況、沖縄県名護市議選で同市辺野古での新基地建設ノーの民意が示された米軍普天間基地問題など、内政・外交ともに課題が山積していると指摘。臨時国会開会を先延ばしすることは許されないとの意見が相次ぎました。
日本共産党の穀田恵二国対委員長は「早期に国会を開くべきだ。閉会中審査もあるが、新内閣が発足する以上、その所信を聴取したうえで国会での議論に臨むのが筋だ」と指摘しました。
また、野党の反対を無視して刑事被告人の鈴木氏を外務委員長という衆院の要職に就かせた民主党の責任は重大であり、その責任を問う必要があると述べました。
穀田氏は「野党ではあっても、政治的・政策的主張は異なっていることを踏まえつつ、国会運営や議会制民主主義を守るための一致点では協力していきたい」との立場を表明しました。
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