2010年9月17日(金)「しんぶん赤旗」
温暖化とめる法律ぜひ
環境団体 イベントを開始
あすパレード 参加訴え
|
新しい内閣発足を控え、中長期の温室効果ガス削減目標を盛り込んだ気候保護法制定を求めてきた「メークザルールキャンペーン」実行委員会は16日、スタンドアップ・イベントを東京都豊島区でスタートさせました。
同イベントには、気候ネットワークや国際環境団体FoEの若者たちが参加しました。シロクマ帽子をかぶり、Tシャツ姿で、温室効果ガスを「国内で25%削減を」などのポスターや横断幕を掲げ、「日本の温暖化対策の根幹となる基本法が一日も早く成立するよう、市民の声を集めたい」とアピールしました。
メークザルール・スタンドアップは「国連ミレニアム開発目標首脳会議」にむけ、世界の貧困撲滅を目指そうと呼びかける「スタンドアップテイクアクション2010」(9月18日)東京パレードに合わせたものです。「国内でしっかりと温室効果ガスを削減するルールをつくることを訴えよう」と、同パレードへの参加も呼びかけました。
同キャンペーン事務局長の平田仁子・気候ネットワーク東京事務所長は「気候変動は途上国の貧困をいっそう加速させます。日本では、危険な気候変動を防止する温暖化対策基本法が廃案になってしまいましたが、次の国会で再提出される予定です。削減目標に条件をつけない実効性ある対策基本法を年内に制定させたい、という思いで、立ち上がりました」と語りました。
■関連キーワード