2010年9月16日(木)「しんぶん赤旗」

「貧困半減」結果残そう

国連総会開幕 議長が演説

　【ワシントン＝小林俊哉】第６５回国連総会が１４日、ニューヨークの国連本部で開幕しました。ジョゼフ・ダイス総会議長（スイス出身）が演説し、貧困を半減するとした国連ミレニアム開発目標（ＭＤＧ）の達成に向けて結果を残し、国連の機構改革で前進し、持続可能な開発政策を促進することが課題だと強調しました。

　同総会では、２０日からＭＤＧ達成に向けた特別首脳会合が潘基文（パン・ギムン）事務総長の主催で開かれます。各国首脳が演説する一般討論は２３日から。２４日には、軍縮の促進にむけた特別会合が、これも潘氏の呼びかけで開かれます。

　ダイス議長は、国連総会こそが世界的討論の第一の場であり、また国際統治を確立する努力の結節点でなければならないと主張。ＭＤＧサミットの成功、安保理改革などの機構改革、災害対策を含む開発問題に力を入れる考えを強調しました。

　一方、各国首脳がニューヨークに集うこの時期を利用し、さまざまな二国間や多国間の首脳会談も予定されます｡２４日には､米国と東南アジア諸国連合(ＡＳＥＡＮ)の首脳会談が予定されています。

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