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2010年9月12日(日)「しんぶん赤旗」
中小企業と地域 元気に
全商連付属研究所が集会
全国商工団体連合会付属中小商工業研究所の夏期研究集会が11日、2日間の日程で埼玉県川越市内で始まり、全国各地から約300人の中小業者、研究者、地方議員が参加しました。
集会は2年ごとに開かれ、今回は「中小企業・中小業者がになう持続可能な地域づくりへの挑戦」がテーマ。
中小商工業研究所の太田義郎運営委員長が主催者あいさつしたあと、「地域を元気にする創造的産業政策を考える」と題して植田浩史慶応大学教授が講演。自動車など日本のリーディング産業の地域経済、中小企業への波及効果の衰退を指摘しました。
そして、地域経済再生のために中小企業の地域外からの需要引き込み、地域内での新たな需要の掘り起こし、中小企業自身の新たなネットワークづくりが必要だと強調しました。そのうえで中小企業の振興を行政の柱にした中小企業振興基本条例の制定に力を入れることを強調しました。
「EU(欧州)小企業憲章とドイツ・マイスター制度の今」と題して神戸市外国語大学の近藤義晴名誉教授が特別報告。中小企業が経済社会で重要な役割を果たすとの小企業憲章を持つ欧州での中小企業の雇用や研究開発、環境・福祉、教育への取り組みについて報告しました。
「宮古市住宅リフォーム促進事業のとりくみ」と題して同市建築住宅課の滝澤肇課長が報告しました。