2010年9月12日(日)「しんぶん赤旗」
岩国に艦載機来るな
中・四国の集い 全国と連帯強めよう
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米軍機の被害をうけている住民たちが、交流を深め運動を広げようと11日、山口県岩国市の市民会館で「9・11艦載機移駐に反対する中・四国のつどい」が開かれ、山口県や広島県などから150人が参加しました。瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク(河井弘志、森岡義則共同代表)が呼びかけました。
井原勝介前岩国市長をコーディネーターに、高知県土佐町議会副議長の和田賢二さん(日本共産党)、米軍の低空・戦闘訓練飛行の即時中止を求める島根県益田地域連絡会の中村照事務局長、米軍の低空飛行の即時中止を求める広島県県北連絡会の中下貴枝子さん、米軍機低空飛行問題全国ネットワーク幹事の阿久沢あきらさんがパネリストとして米軍機による被害の実態を報告しました。
和田氏は、米軍訓練区域のオレンジルートがあり、1994年に米軍機が早明浦ダムに墜落したことをあげ、「飛来があるたびに、抗議はがきを外務省や米大使館に送り続けている。この活動を強めたい」とのべました。
阿久沢氏は、群馬県渋川市での米海軍厚木基地(神奈川県)所属の米軍機による被害や、米軍機の低空飛行訓練に対する苦情の件数が全国でも突出して多いことを紹介し「厚木から艦載機が米海兵隊岩国基地に移駐すると、米軍機の被害が格段にふえることは明らかだ」と強調しました。
「つどい」参加者は、「静かで安全な空を私たちの手に取り戻すために、米軍再編による厚木基地艦載機移駐に反対する」とのアピールを採択しました。
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