2010年9月6日(月)「しんぶん赤旗」

名古屋 市長の議会解散運動は暴挙

共産党県委・市議団が宣伝


 議会制民主主義を破壊する暴挙を許しません―。日本共産党愛知県委員会と名古屋市議・市議予定候補、支部の人たちは5日、名古屋市内各地で、河村たかし市長主導の市議会解散運動に反対する宣伝と対話を繰り広げました。

 南区では、党県委員会の大型宣伝カーの前で、佐野たかふみ市議予定候補と、もとむら伸子党県常任委員が党支部の人たちといっしょに、市政アンケートや国民健康保険料の引き下げを求める署名を呼びかけました。

 佐野氏は「河村市長による議会解散運動は、憲法が定める地方自治の二元代表制を否定する暴挙です。河村市長が議会解散の理由としている、『市民税10%減税』の恒久化は、金持ち優遇で低所得者はほとんど恩恵がありません。財政を悪化させ福祉を後退させるだけです。解散は大義も道理もありません。河村市長は、国保料の引き下げなど福祉の充実に力を尽くすべきです」と訴えました。

 自転車を止めて署名した女性(60)=瑞穂区=は「不況で昨年末から仲居の仕事がなくなりほとんど収入がありません。(一律減税のため)減税額はゼロ。市長は議会解散に血道をあげるよりも、くらしに困っている市民の声を聞いてほしい」と語ります。

 客待ちの個人タクシー運転手(57)は「減税なんてほとんどなかったのに、7月から国保料が倍に上がり、困っています。市長の減税公約に期待しましたが、これでは増税です。市長を持ちあげるマスコミの報道姿勢も問題です。『減税』の言葉にだまされちゃいかん」と語気を強めました。





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