2010年9月4日(土)「しんぶん赤旗」

海兵隊車両高速道横転

沖縄

（写真）沖縄自動車道の下り車線で、海兵隊車両が金武インターを宜野座インターと間違え、あわてて本線にもどろうとして横転。片側車線を止めて撤去作業する米軍＝３日午前10時すぎ、沖縄県金武町（相馬由里さん撮影）

　米海兵隊基地キャンプ・キンザー（沖縄県浦添市）所属の軍用トラックが３日朝、沖縄自動車道（名護市起点の那覇市までの高速道路、総距離約５７キロメートル）の金武（きん）インターチェンジ（金武町）付近で横転事故を起こし、約４時間にわたって交通渋滞を引き起こしました。人的被害はありませんでした。

　西日本高速道路株式会社沖縄管理事務所や県によれば、事故は午前７時４５分ごろに下り方面３９・８キロメートル地点で発生。渋滞は最長２キロメートルとなり、正午に解消しました。

　事故原因について沖縄防衛局は「宜野座インターチェンジ（宜野座村）から出るつもりが間違えて金武インターチェンジから出ようとし、間違いに気付いて本線に戻ろうとした際にハンドル操作を誤ったと聞いている」と述べています。

普段は砲弾の運搬も“わがもの顔”

　事故を偶然目撃した日本共産党の具志堅トオル名護市議の話　後続車が巻き込まれるなどして人的被害がなかったのは幸運だった。事故が起きたところは見通しが良く、横転事故なんて想像もつかない。米軍は常日ごろ、“わがもの顔”で公道を使いながら銃火器や砲弾も運んでいる。このような事故は絶対に許されない。

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