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2010年9月2日(木)「しんぶん赤旗」
朝鮮人虐殺 風化させぬ
関東大震災87周年追悼式典
![]() (写真)「鎮魂の舞」を披露する金順子さん=1日、東京都墨田区 |
関東大震災から87周年の1日、「朝鮮人が井戸に毒を流した」などの流言飛語がもとで、軍や警察、自警団により在日韓国・朝鮮人6000人以上が虐殺された朝鮮人犠牲者の追悼式典が、東京都墨田区の横網町公園でおこなわれました。日朝協会などでつくる実行委員会が主催、130人が参加しました。
関東大震災では在日中国人700人以上も虐殺され、救援活動をおこなっていた川合義虎=当時(21)・日本共産青年同盟初代委員長=などが捕らえられ、軍隊に殺された亀戸事件もおこっています。
開式のことばで、日朝協会東京都連合会の吉田博徳会長が、「朝鮮人というだけで大量の人たちが殺されてしまい、こんな無法でむちゃなことは世界史の中でも珍しい」と強調。「日本政府はいまだに調査も謝罪も賠償もしていない。今年は韓国併合100年の節目であり、不幸なできごとを二度と繰り返さない努力が必要だ」と訴えました。
韓国無形文化財太平舞保存会日本東京支部長の金順子(キム・スンジャ)さんが「鎮魂の舞」を披露し、日本中国友好協会東京都連合会の諏佐剛央理事長や日本共産党のあぜ上三和子都議らが追悼の辞を述べました。