2010年8月31日(火)「しんぶん赤旗」
鳥獣対策の強化ぜひ
伊佐氏、赤嶺氏ら 国・県に要請
沖縄・東村
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沖縄県北部、“日本一のパイン生産地”東村の日本共産党同村支部・伊佐真次支部長(村議予定候補)は30日、県と国(沖縄総合事務局)に、イノシシなどによる「野生鳥獣対策の充実・強化を求める要望書」を提出・交渉しました。
赤嶺政賢衆院議員、玉城ノブ子県議会経済労働委員長、前田政明、渡久地修の各県議、比嘉瑞己那覇市議らが同席。県は農林水産部の比嘉俊昭部長、国は蔵盛章・総務調整官らが応対しました。
伊佐氏は地元農家から聞いた被害の実態を紹介。「イノシシ親子を放置すれば、1万本のパインが1週間で全滅しかねない。10年頑張ったパイン農家がカボチャに替えたが、イノシシは雑食性なので、いつ被害が再燃するか分からない」と訴えました。
県全体の被害は1億9901万円、東村が1155万円(2008年度)。伊佐氏らは「農家は防御ネットなどの対策を自前でやっている」として、国に予算措置の増額・継続、県に独自施策や実態調査を求めました。
国側は農家の要望が強いイノ垣(防護さく)設置などについて「対応したいが、(村から)要求があがっていない」と回答。住民の声を届ける党議席の必要性を改めて浮き彫りにしました。