2010年8月29日(日)「しんぶん赤旗」
安里猛氏に出馬要請
宜野湾市長選 伊波市政継承を
市議会3与党
沖縄県宜野湾市の伊波洋一市長が県知事選(11月28日投票)に立候補することに伴い行われる同市長選で日本共産党、社民党、沖縄社会大衆党などの市議会与党は28日、副市長の安里猛(あさと・たけし)氏(58)に立候補要請しました。安里氏は「前向きに受け止める」と答えました。
3党などからなる選考委員会は26日、伊波市政の継承・発展をめざす後継候補として安里氏に要請することで一致していました。
安里氏は要請を受け、「4月の県民大会を受けて基地をつくらせてはいけないという県民の声が高まる中での知事選に伊波市長が立ち、行われる市長選。要請を重く受け止める」と表明。「普天間飛行場はもっとも危険で、あってはならない基地。閉鎖は最重要課題だ」とのべました。
同委員会が示した、米海兵隊普天間基地の即時閉鎖・全面返還、新基地建設反対、日米地位協定の見直し、日米安保条約の廃棄などの基本政策について「同感であり、異議はない」とのべました。
日本共産党の前田政明県議は、市長選は県民の苦難解決のために県知事選で頑張る伊波市長と市民が築いた市政を受け継ぐ選挙だと指摘。「どんなことがあっても伊波市政継承のため共産党も全力を尽くす。必ず勝利して基地のない沖縄を実現するために頑張る」とのべました。
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