2010年8月29日(日)「しんぶん赤旗」

名古屋の民主主義守れ

市長の議会解散運動に反対

党市議団


 日本共産党名古屋市議団は27日、「河村市長の議会解散運動に反対です―議会否定の暴挙を許さず民主主義を守りましょう」と題する声明(全文)を出しました。

 声明は、同日から始まった河村たかし市長主導の議会解散直接請求署名運動(1カ月間)のねらいについて、「『議会との対立』を口実に憲法原則の二元代表制を否定し、市長の独裁的な政治体制をつくる」ことにあると指摘。「自分の思い通りにならないからといって議会をつくりかえるといい、市長自ら議会解散運動をすすめるのは地方自治の原則を破壊するもの」と述べ、党として「このような議会解散運動にきっぱり反対し、名古屋の民主主義を守る先頭に立ってがんばります」と表明しています。

 声明はさらに、河村市長が「継続」を主張する「市民税10%減税」(今年度限り)は、「『金持ちはゼロ』の市長選公約にそむく大企業・金持ち優遇減税」だと批判。減税による財政悪化で来年度は福祉切り下げが強行されようとしており、議会が「減税」の「継続」に反対しているからといって解散を求めるのは正当とはいえないと説明しています。

 その上で声明は、党市議団として市民要求を実現し、市民の声が届く市政・議会づくりに全力をあげる決意を述べています。





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