2010年8月19日(木)「しんぶん赤旗」
リコール署名広がる
“公正な市政運営実現を”
鹿児島・阿久根
鹿児島県阿久根市で竹原信一市長の解職を求める「リコール委員会」(川原慎一委員長)は、18日から署名集めを本格的に始めました。
17日、市選管が川原委員長にリコール請求代表者証明書を交付。これを受けて同日夜に、署名を集める「受任者出発会」が市内9カ所で開かれ、座りきれない会場も出るなど熱気にあふれました。
受任者の一人、榮森(えいもり)久光さん(62)は、さっそく会場で受け取った署名簿に生年月日、住所、名前を書き、真剣な表情でなつ印をしました。
18日、榮森さんら受任者4人は朝から2組で集落内を軒並み訪問すると80人が次々に署名。受任者1人あたり20人の目標を1日で達成しました。榮森さんは「署名を待っていた人も多く、対話ができたところは7割の人が署名しました。『一日も早く市政の混乱を収束させてほしい』との強い要望とともに議会への注文もありました」と語りました。
市内波留の男性(32)は「市政を公正に運営できない人は市長としてふさわしくない」と話しました。
この日、リコール委員会事務所には朝から「署名用紙が足りない」と取りに来る受任者が相次ぎました。
同委員会では有権者の3分の1(約6700人)を上回る8000人の署名をめざします。