2010年8月19日(木)「しんぶん赤旗」
有権者の声 活動に生かす
BS番組 小池政策委員長が決意
日本共産党の小池晃政策委員長は17日夜、BSフジ報道番組「PRIME NEWS(プライムニュース)」に2時間にわたり生出演し、参院選後の自身の活動や、菅政権について語りました。民主、自民の前議員とともに、キャスターの八木亜希子氏、若松誠・フジテレビ解説委員長や視聴者からのメールによる質問などに答えました。
番組では、小池氏の選挙後のあいさつまわりや党本部での仕事の様子をビデオで紹介しました。小池氏は「政策委員長としての仕事に取り組みながら、国政復帰に向けてひた走っています。有権者のみなさんからいろいろなご意見を聞かせていただいています。よく聞いてこれからの党の活動に生かしていきたい」と決意を語りました。
次に菅政権の経済政策が話題になりました。小池氏は菅政権の医療・福祉施策について問われ、「この分野でも国民に対する公約を次々に裏切っている。廃止するとしていた後期高齢者医療制度はやめずに、存続させようとしているし、年金制度は改革の方向すら示していない。一方、法人税減税で大企業支援する方向が出てきている」と批判。「GDP(国内総生産)が低迷しているが、その原因は個人消費が冷え込んでいるから。そこを本気で応援していく政治に変えないと日本の経済も立ち直らない」と述べました。
民主党が強行しようとしている衆院比例定数削減に関連して小池氏は、「国会議員・政党にかかわる部分で“自ら身を削る”というなら政党助成金320億円こそなくすべきだ」と強調しました。
「党名を変えたらという意見がよく来ますが」との質問に小池氏は、「党名は、その党がどういう日本を目指すのかを示すもの」と強調し、「利潤第一主義の世の中でない新しい社会をつくるのが私たちの目標。そして戦争に命を懸けて反対してきた歴史も込められた、私たちに一番ふさわしい名前だと思います。さらに共産党の中身を伝えていきたい」と語りました。
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