2010年8月14日(土)「しんぶん赤旗」
240人解雇 救済策を
縫製会社 共産党が市に申入れ
山形・鶴岡
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山形県の日本共産党の笹山一夫県議、長谷川剛鶴岡地区委員長、鶴岡市議団(加藤太一団長)の三浦幸雄、関徹の両市議は13日、縫製加工業のケイエッチ(本社東京)が7月末付で、鶴岡市内の2工場の従業員240人全員を解雇したことについて、解雇された職員への支援策などを求め、榎本政規市長あてに申し入れました。
240人は、今春高校を卒業し就職した6人を含み、退職金や解雇予告手当が支払われていません。
石塚治人市商工観光部長に手渡した申し入れ書は▽対策本部の設置▽解雇された従業員に対し、市税・公共料金の減免など可能な支援策の実施、市の支援策を説明し、要望を聞くための協議の場設置と再就職のあっせん▽ケイエッチに対し、事実関係を明らかにするとともに、事業再開を図ること、退職金・解雇予告手当などを確保することを求めること―の3項目です。
ケイエッチは7月30日に従業員に通告し、31日付で解雇しています。
庄内労働基準監督署は、「解雇予告手当は通告と同時に支払われなければならないが、12日現在支払われたという確認はできていない。違反が確認されれば是正勧告をする」と話しています。
ハローワーク鶴岡は、解雇理由について経営不振と説明があったと話しています。
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