2010年8月14日(土)「しんぶん赤旗」
「墜落」の日に演習
米海兵隊 監視の住民を威嚇
名護・辺野古
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「住民を何だと思っているのか」。沖縄県名護市の米海兵隊キャンプ・シュワブの海岸で13日午前、水陸両用戦車による上陸演習が行われました。
その際、辺野古漁港近くの砂浜で演習をフェンス越しに目撃する住民やマスコミの取材に対し、銃で武装した米兵が威嚇・監視行動につき、住民の強い怒りを集めました。警備兵は、いつでも引き金に指がかけられる態勢でした。
演習では、11隻の水陸両用戦車がキャンプ・ハンセンから国道329号を横断、宜野座村の潟原(かたばる)から進水。辺野古沿岸にごう音と黒煙を巻き上げながら浜に次々と上陸し、後部ハッチが開くと海兵隊員らが飛び出していました。
監視行動をした日本共産党の具志堅徹市議は「今日は6年前に海兵隊ヘリが沖縄国際大学に墜落、炎上した日。昨日から米軍ヘリの住宅地上空での飛行訓練も繰り返されています。辺野古の海をわがもの顔で走り回りながら住民を武装兵で監視、威嚇する米軍の横暴は許されない」と抗議の声をあげました。