2010年7月30日(金)「しんぶん赤旗」
ポスター弾圧不起訴
神戸 加藤さん黙秘貫き釈放
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神戸市西区で、メガホン宣伝のために選挙ポスターを信号柱などに仮止めしただけで公選法違反だとして日本共産党後援会員の男性が9日に不当逮捕されて勾留が続いた事件で29日、男性が釈放され、神戸地検が不起訴処分を決定しました。
この男性は、同区在住の加藤寛治さん(65)。加藤さんは、逮捕・送検後、期限いっぱいの20日間勾留されましたが、黙秘を貫いてたたかいました。
同事件は、加藤さんを見張っていた私服警官が多数の警察官を呼んで無理やり逮捕したもの。全国では、信号柱などに多数張られている選挙ポスターが何ら取り締まられず放置されています。国民救援会や日本共産党などは、逮捕の不当性を告発し、釈放と不起訴を求めていました。
釈放後、報告集会で加藤さんは声を詰まらせながら、「炎天下、毎日警察署まで支援に来ていただいたみなさん、本当にありがとうございました。これからも臆(おく)することなくがんばっていきたい」と語り、満場の拍手を受けました。
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