2010年7月20日(火)「しんぶん赤旗」
原水爆禁止2010年世界大会
国際機関・政府から9氏
国連代表ドゥアルテ氏発言へ
原水爆禁止2010年世界大会(8月2日から9日、広島・長崎)には27カ国から75人の海外代表の参加が予定されています(16日現在)。このうち政府関係は国連はじめ2国際機関と6カ国から9人となっています。(参加一覧は別項)
5月の核不拡散条約(NPT)再検討会議では、被爆者や日本原水協をはじめとした日本の原水爆禁止運動、市民社会の役割が高く評価され、重要な成果をあげました。ことしの世界大会は、この成功をうけて多くの海外代表が参加します。NPT再検討会議で議長を務めたフィリピンのリブラン・カバクチュラン国連大使からも世界大会の成功を願うメッセージが届いています。
国連を代表して参加するセルジオ・ドゥアルテ氏は軍縮問題担当上級代表で、この問題での国連のトップです。6日の世界大会・広島の閉会総会に出席し、発言します。同氏は、NPT再検討会議にあわせたニューヨーク国際共同行動で、日本からの691万人の国際署名をカバクチュラン氏とともに受け取りました。
政府代表は、国際政治の最前線で核兵器廃絶の先頭に立つ国々から参加します。
国連で核兵器廃絶条約の交渉開始を求め続けているマレーシア、新アジェンダ連合の中心的メンバーであるメキシコの代表が参加。長年にわたり核軍縮問題をリードしてきた非同盟諸国からは、議長国エジプト、前議長国のキューバ、ベネズエラが参加します。
NATO加盟国でありながら、核兵器廃絶までの時間枠を設けるべきだと主張しているノルウェー、非核化の要求が切実な中東からアラブ連盟の代表が参加します。
代表らは国際会議、広島あるいは長崎の大会に参加し、あいさつや発言を予定しています。
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