2010年7月19日(月)「しんぶん赤旗」
楽しみながら海岸もきれいに
水族館と住民協力
神奈川
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海水浴客でにぎわう神奈川県藤沢市の片瀬海岸で18日、親子連れ、大学生、中学生がビニール袋を手に海岸のゴミを拾い集めました。広場では、ペットボトルのキャップを集めた資金で貧しい子どもにワクチンを送る取り組みやフリーマーケットも開かれました。同地の新江ノ島水族館と住民が協力した“エコデー”の取り組みです。
大学のサークルの仲間と参加した女子学生(19)は「大学の周辺の清掃活動もしています。地域の人たちとかかわるのが好き。きょうは富士山も見えて景色も見ながら楽しかった」と話します。
小学2年生の男児は母親、兄弟と4人で砂に埋まっていたビニールひもも引っ張り出しました。
友だち3人で参加した女子中学生(13)は「きれいな海で泳ぎたい。けがをしたくないし…」。
1時間の清掃作業に70人が参加し、可燃ごみ34・2キロ、不燃ごみ4キロが集まりました。
新江ノ島水族館は、月1回“エコデー”を設定するとともに夏休み期間は毎日海岸のゴミ集めを行っています。
同水族館の井上麻子さん(40)は「海の生き物を紹介する仕事ですから海の環境も守りたい。海もきれいにして自分も楽しんじゃおうという取り組みです」と話していました。
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