2010年7月15日(木)「しんぶん赤旗」
西日本集中豪雨で氾濫・浸水
北九州市・旦過市場 党市議らが被害調査
堤防の不備 放置に怒り
北九州市では14日、小倉北区を流れる神獄(かんたけ)川が旦過(たんが)市場内に流れ込んだほか、同南区でも紫川の支流、東谷川が氾濫(はんらん)し住宅などが床上までつかりました。日本共産党の市議らが被害状況を調査し被災住民の要望を聞きました。
「北九州の台所」旦過市場は同日午前6時ころ、浸水し濁流であふれました。店主らは一様に、「昨年も同じ水害を受けたのに」とうんざりした表情。
八記博春市議は店主らを激励。「市は市場周辺再開発工事と合わせて水害対策に取り組むと言っていますが、再開発着工を待たずに水害対策を優先にすすめていくよう強く要望していきます」と語ると、「その方向でお願いします」と歓迎されました。
小倉南区では藤沢加代市議が小原川一帯を調査。県による堤防の不備などで床上浸水となった家屋を回りました。住民は「床上30センチまで泥水につかった」「家を建ててから十数年で5回も被害を受けた」と怒り心頭。藤沢市議は「関係機関に伝えていきます」と約束しました。
高瀬菜穂子前県議も同区内の被害地域を調査しました。