2010年7月13日(火)「しんぶん赤旗」

共産党 比例3議席獲得

市田・大門・田村氏が当選


写真

(写真)当選した田村智子氏(右)とともに選挙の結果について語る小池晃政策委員長=12日、東京・新宿駅西口

 第22回参院選挙は11日即日開票され、12日未明に改選121議席(比例48議席、選挙区73議席)がすべて確定しました。日本共産党は、比例代表で356万3557票を獲得(得票率6・1%)、3議席を確保しましたが、改選4議席には届きませんでした。小池晃党政策委員長を立て絶対確保を目指した東京選挙区では、55万2187票を得ましたが、及びませんでした。

 比例代表では、市田忠義、大門実紀史(みきし)の両現職が再選を果たし、新人の田村智子氏が初当選しました。現職の仁比聡平氏は議席を失いました。比例の得票は前回の2007年参院選比では、得票数で84万4375票減、得票率ではマイナス1・4ポイントとなりました。

 選挙区選挙では、議席獲得ならず、総得票は425万6400票で、07年参院選比で90万8172票減でした。

 民主党は与党過半数に届かなかったばかりか、改選54議席をも大きく下回り、44議席の大敗となりました。比例では第1党となりましたが、選挙区では神奈川で千葉景子法相、栃木で簗瀬進参院予算委員長など有力議員の落選が相次ぎました。

 一方、自民党は選挙区の獲得議席で第1党となりましたが、比例の得票数は約1407万票にとどまり、橋本内閣の下で臨んで惨敗した1998年参院選を下回りました。消費税増税をめぐり民主党に批判が集まるなか、国民の支持が自民党に戻る形とはなりませんでした。全体では民主党を上回る51議席を確保しました。

 みんなの党は選挙区で3議席、比例で7議席を獲得しました。公明党は改選を2議席下回り、9議席を獲得。社民党は改選3議席から1議席減の2議席でした。

表




もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp