2010年7月4日(日)「しんぶん赤旗」
きょう「全国一斉地デジ化テスト」
NHKと全民放
アナログ画面は“砂嵐”
NHKと全国の民放テレビ127社は4日、地上デジタル放送への準備を視聴者に呼び掛ける番組「全国一斉地デジ化テスト」を、午後5時59分から1分間放送します。その中で、アナログ放送の画面では数十秒間“砂嵐”状のアナログ放送終了時のイメージ映像を流す地デジ移行実験を行います。
番組の冒頭、女性アナウンサーの「地デジ大使」が、視聴者に地デジへの対応が済んでいるかを確認。20秒後、アナログ放送の画面は何も映らなくなり、「ご覧のテレビはアナログ放送です」とテロップが入ります。
一方、デジタル放送では引き続き地デジ大使が映り、「あなたがご覧のテレビは地デジに対応しています」とアナウンスします。
総務省の調査によると、3月末までの地デジ受信機の世帯普及率は83・8%。しかし、日本民間放送連盟が5月末に発表した独自調査の結果では、今後デジタル化対応が必要な世帯は509万世帯にのぼっています。