2010年7月1日(木)「しんぶん赤旗」

党首討論開き論戦を

4野党、首相に申し入れ


 日本共産党、自民党、公明党、みんなの党の野党4党は30日、国会内で国会対策責任者会議を開き、菅直人首相に対し、参院選投票日までにできるだけ多くのテレビ局で党首討論を行うよう求める「申し入れ」を確認し、民主党の樽床伸二国対委員長に送付しました。

 会議後の共同記者会見で、日本共産党の笠井亮衆院国対副委員長は「選挙期間中の党首討論は、各党がどんな政治を実現するのかを堂々と論じ、有権者に争点を明らかにしながら審判を仰ぐという点で、政党としての責任だ」と強調。消費税増税問題で菅首相自身が発言を「修正」したり、民主党幹部・候補者の間で賛否がバラバラであったりする状況の中で、党首が責任を持って重要問題を論じ合うことが必要だとして、「党首討論を逃げたり、つぶしたりするというなら、選挙で国民の信任を求める前提を根本から欠き、民主主義を破壊するような異常な事態になる」と述べました。

 日本共産党の志位和夫委員長は6月17日、菅首相が所信表明演説に対する予算委員会での質疑を受けないまま、通常国会が終了したことなどを受け、各政党に対し、参院選に向けた党首討論を積極的に開催するよう求めていました。自民党の川崎二郎国対委員長は会見で、「共産党の申し入れをうけ、公明党とも相談してきた経過から、あうんの呼吸で今回の会談となった」と述べました。





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