2010年6月29日(火)「しんぶん赤旗」

基地あっても日米「対等」

記者会見で問われ首相表明


 【トロント=小林俊哉】菅直人首相は27日、20カ国・地域首脳会合(G20サミット)の閉幕後、当地で記者会見し、「基地がある限り、どのように本当の(日米)対等なパートナーシップが可能なのか」と問われ、「基地があるからとか、ないからといったことで、対等であるとか、対等でないとか全く考えない」と述べました。

 菅氏は「基地を国内に置くことを日本が積極的に認めてきたことも、それが主体的判断であれば、十分にあり得ることだ」と主張。「押し付けられて、いやいややっていると考えるのか、アジア太平洋にとっても貢献できることか、と考えるのか。国民の多くが納得した形での日米同盟の深化、アジア太平洋地域を中心にした貢献をになっていきたい」と述べました。

 菅氏は、普天間基地問題について、「私の姿勢は(米側に)十分伝わっている。5月末の鳩山内閣での日米合意をしっかりふまえて、対応していく」と語りました。





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