2010年6月26日(土)「しんぶん赤旗」

新著で「消費税論議を」

みんな・浅尾氏が“告白”


 みんなの党の浅尾慶一郎政策調査会長は24日発行の『「アジェンダ」で日本を変える!』(みんなの党編著、実業之日本社)で「一番景気に左右されないのが、消費税です」と主張し、「行革」を推進した上で「今後の社会保障に必要な財源を睨(にら)んだ議論として消費税論議をすべきと考えます」と将来の消費税増税の立場をはっきりと書いています。

 みんなの党は「消費税を上げる前にやるべきことがある」(渡辺喜美代表の第一声)と増税反対のようなポーズを装っていますが、自ら出した本で本音を告白したかたちです。

 浅尾氏の“消費税は景気に左右されない安定財源だ”との主張は、自公政権の経済財政諮問会議で、法人税減税から国民の目をそらすためにさかんに宣伝され、民主党政権が作成した税制「改正」大綱にも書き込まれているもので、ごまかしの議論です。(松)





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