2010年6月22日(火)「しんぶん赤旗」
私立高校
無償化求め285万署名
高校生・父母・教職員 文科省に提出
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私立高校の無償化を求め、高校生や父母、教職員が21日、省庁や全国知事会などの団体、各政党に要請しました。4月から始まった私学無償化を求める署名約285万人分を文部科学省の副大臣室に提出しました。
署名提出前の集会で全国私学父母懇・私学助成をすすめる会連絡会の岡田道子代表は、「私学を置いてきぼりにしないでという私たちの思いを届けていきたい」とあいさつ。全国私立学校教職員組合連合の小村英一委員長は、「きょうの署名提出を私学無償化運動のはじまりの日にしたい」とあいさつしました。
署名提出に参加した愛知県の高校3年生は、「妹は家計のことを考えて公立高校に入りました。自営業の父も早朝から深夜まで働きづめです。家族に負担をかけていると感じます。お金に左右されずに学べる社会にしてほしい」と語りました。同県の2年生も、「兄が私立大学を留年してしまい、妹も私立高校に通っています。親に迷惑をかけたくない」と思いを話しました。
集会には日本共産党と民主党の国会議員が参加。共産党の宮本岳志衆院議員は、「私学助成拡充のために力を合わせてがんばりたい」とあいさつしました。