2010年6月21日(月)「しんぶん赤旗」
日米共同声明で緊急シンポ
民主開き直りに怒り噴出
沖縄・名護市
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沖縄県名護市で20日、緊急シンポジウム「名護・徳之島から5・28日米共同声明を問う」が開かれました。「沖縄の『基地と行政』を考える大学人の会」の主催で名護市、鹿児島県徳之島、伊仙、天城の3町が共催したもの。
名護市の稲嶺進市長、伊仙町の大久保明町長、沖縄県嘉手納町の宮城篤実町長らが米軍普天間基地「移設反対」の立場をき然と主張しました。対照的に、民主党鹿児島県連代表の川内博史衆院議員と沖縄県連副代表の玉城デニー衆院議員は言い訳と開き直りに終始しました。
川内氏は「菅(直人)さんの口からも米国高官からも辺野古、徳之島の名は出ていない。沖縄の負担軽減に努めるとしかいってない」などと開き直り。「感情的に反対反対といって、それで阻止できるなら、そんな簡単なことはない」というと、それまで静かだった会場が怒り出しました。
話を終えた川内議員を大久保町長が舞台裏まで追い、「共同声明から辺野古と徳之島を削除するよう菅総理と幹事長にいってください」と迫る場面も。
大久保町長は、嘉手納基地や普天間基地、辺野古を視察したことにふれ、「沖縄の苦しみを理解していなかったと反省しています」と率直に語り、「振興策という甘い汁は絶対飲まない、毒になる」と語ると、会場は大きな拍手で応えました。