2010年6月20日(日)「しんぶん赤旗」

増税反対の願いはこぞって共産党へ

東京・池袋・赤羽志位委員長訴え

小池氏訴え


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(写真)志位和夫委員長と小池晃政策委員長の演説を聞く人たち=19日、東京・赤羽駅前

 参院選公示前最後の土日を迎えた19日、日本共産党の志位和夫委員長は小池晃政策委員長とともに東京・豊島区の池袋駅前と北区の赤羽駅前で演説し、“アメリカ・財界いいなり”政治に正面から立ち向かう日本共産党の躍進をなんとしてもと訴えました。「消費税値上げの話は頭にきた。一度、共産党の話を聞きたかった」という買い物途中の女性などが次つぎ足を止め聞き入りました。

 志位氏は、選挙戦の最大争点に浮上した消費税増税問題について、菅直人首相が言及したように税率が5%から10%になれば、平均的な4人家族で負担の合計は年に34万円にも上り、1カ月分の給料がまるまる召しあげられると指摘。一方で、販売価格に転嫁できる大企業は1円も負担せず、「これ以上の不公平税制はありません」と力説しました。

 さらに、この消費税大増税が大企業の法人税を減税する穴埋めのために狙われていることを、18日に閣議決定された「新成長戦略」も示して批判。「これでは財政再建にも役立たず、社会保障財源もつくれません。庶民の暮らしを壊し、景気を壊し、日本経済をいよいよひどくするだけ。百害あって一利なしです」と力をこめると、聴衆はウンウンうなずきます。

 志位氏は、「法人税が高すぎる」との財界の言い分についても、日本の大企業の税・社会保険料負担がフランスなどと比べて低い事実を示して批判しました。

 志位氏が、「民主・自民による消費税増税の“大連立”がつくられつつあります。日本共産党はこれに正面から立ち向かいます。増税反対の願いをこぞって日本共産党と小池晃さんに託してください」と訴えると、割れるような拍手が起こりました。

 志位氏の応援をうけ訴えた小池氏は、民主党政権について「『国民生活が第一』でなく『財界が第一』の政治に変わってきた」と批判。「『消費税増税に絶対反対』の議席を勝ち取らせてください」と訴え、「がんばれ!」の声援と盛んな拍手がおきました。

 ビラを読みながら熱心に志位氏の話を聞いていた建設作業員の男性(67)は「もうずっと仕事がない状態。このうえ消費税を10%に上げられたら、生活できないよね。志位さんの言うとおり、米軍へのお金とか大企業に減税する金を生活のために使えば、おれたちの仕事だって増えるよね。共産党がもっと大きくならなきゃね」と話していました。





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