2010年6月16日(水)「しんぶん赤旗」
NPT再検討会議議長から志位委員長に返書
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リブラン・カバクチュラン核不拡散条約(NPT)再検討会議議長から9日、日本共産党の志位和夫委員長に書簡が寄せられました。これは、志位委員長が7日に送った、同会議の最終文書を「核兵器のない世界」にむけた重要な一歩前進とする談話と同議長の奮闘に感謝する書簡に対する返書です。
同書簡は次の通りです。
NPT再検討会議最終文書に関するあなたの談話を2010年6月7日付書簡とともに受け取りました。5月28日に閉幕したこの会議において私が議長の役割を成功裏に果たす努力をしたことへのあなたの支持に感謝します。
私はまた、時間枠を定めた核兵器廃絶とともに核兵器禁止条約(NWC)の真剣な検討を求める声が、NPT再検討会議への参加国政府に確実に届くようにとのあなたの努力に感謝します。結果的に、再検討会議の間に合意されたもの(とりわけNWC交渉に関して)以上に足を踏み出すことへの核保有国の消極姿勢から、最終文書に反映されたのは現段階で最大限達成可能な内容でした。
あなたの努力が、この会議のプロセスにきわめて大きな貢献となり、10年NPT再検討会議の大きな成功に役立ったことは確実です。
私の尊敬の念をお受け取りください。