2010年6月15日(火)「しんぶん赤旗」

宮本議員が質問主意書

博士課程修了者 研究職の確保を


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(写真)宮本岳志議員

 日本共産党の宮本岳志衆院議員は14日、「大学院博士課程修了者の就職確保と研究条件改善に関する質問主意書」(PDF)を提出しました。大学院博士課程を修了しても安定した研究職につけず、ポストドクターや大学非常勤講師を繰り返すなど、博士の非正規雇用のひろがりが、社会問題となっています。

 主意書は、政府が、昨年末の「新成長戦略」で「理工系博士課程修了者の完全雇用」をかかげたが、いまだに具体的な対策は見えてこないと指摘。雇用を確保するために、大学や独立法人研究機関の若手研究者ポストを増やすことを求めています。また、人文・社会学系の博士課程修了者の就職問題に、どのような対策をとろうとしているかをただしています。

 若手大学教員・研究者ポストの減少の要因となっている、行政改革推進法の「人件費削減」の国立大学と独立行政法人研究機関への義務付けを撤廃すること、国立大学と独法研究機関への運営費交付金の拡充を求めています。

 質問主意書の全文は日本共産党のホームページ「国民の立場で大学改革を」のページに掲載しています。





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