2010年6月14日(月)「しんぶん赤旗」
カプセル分離に歓声
はやぶさ「宇宙7年、お疲れ」
JAXA・相模原
「本当にお疲れさま」「サンプル、ぜひ入っていて」。小惑星探査機「はやぶさ」が回収カプセルの分離に成功した13日夜、管制室がある宇宙航空研究開発機構(JAXA)の相模原キャンパス(相模原市)には多くの人たちが集まり、7年にわたる宇宙の旅のゴールに拍手と歓声を送りました。
管制室ではその後、姿勢データや地球からの観測で分離の確証が得られ、関係者は安どの表情を浮かべました。はやぶさ責任者の川口淳一郎JAXA教授は「7年間も宇宙空間に置かれていた(設備の)加工品や一次電池が予定通り起動したことは、大きな喜びだ」とコメントしました。