2010年6月10日(木)「しんぶん赤旗」
“機関士をかえても 路線かわりません”
「普天間撤去」・派遣法抜本改正… 実現迫ろう
大運動実行委など国会要請
大門議員が情勢を報告
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発足した菅新内閣にたいして、米軍普天間基地の撤去や労働者派遣法の抜本改正など、国民の切実な要求の実現を求める国会行動が9日、取り組まれました。参院議員面会所は200人の熱気に包まれました。主催は、国民大運動実行委員会、安保破棄中央実行委員会、中央社会保障推進協議会です。
主催者あいさつした全商連の西村冨佐多副会長は、首相交代について「大企業のもうけ優先、アメリカいいなりという線路を走る限り、機関士をかえても何もかわらない」と強調しました。
岡田外相が再任会見で、普天間基地問題について「それまでに沖縄の合意を求めなければならないというものではない」と、県民の合意を否定する重大発言をしました。
安保破棄中実委の早坂義郎事務局長は、この外相発言を批判し、米軍基地の無条件撤去という県民の思いに心をよせて、一緒に大運動を起こしたいと語りました。
各団体の代表が決意を表明。JMIUいすゞ自動車支部の三浦慶範さんは、「政府の労働者派遣法改定案では救われないというのは、『派遣切り』とたたかう当事者みんなの思いだ」とのべ、抜本改正の必要性を強調。全日本年金者組合の篠塚多助委員長は、組合員が10万人まであとわずかとなったことにふれ、後期高齢者医療制度の即時廃止など要求実現にむけ全力をあげると語りました。
日本共産党の大門みきし参院議員が国会情勢を報告しました。
この日、年金者組合は、後期高齢者医療制度の即時廃止などを求めて、250人で全国会議員に要請しました。