2010年6月2日(水)「しんぶん赤旗」
着弾地に火災相次ぐ
北海道・矢臼別 在沖米海兵隊が訓練
はたやま氏調査
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在沖米海兵隊の実弾射撃訓練が行われている北海道の陸上自衛隊矢臼別演習場(別海、厚岸、浜中町)で1日、訓練が公開されました。前回訓練があった08年は公開を行わず、批判が高まったこともあり、今回は、報道陣や自治体関係者、議員らに加えて、初めて住民に公開されました。
米海兵隊指揮官らによるマシンガンの説明のあと、155ミリりゅう弾砲の実弾射撃が行われました。砲弾の音と振動でふらつく女性もありました。
訓練は9日までに10日間行われ、隊員約430人が参加。155ミリりゅう弾砲12門を使い、夜間演習も行われています。
今回の実弾射撃訓練では、先月29日に続き31日にも着弾地で火災があったことが判明、住民の間では、「一体どうなっているのか。さらに訓練を続けること自体がおかしい」と不安が広がっています。
日本共産党のはたやま和也参院選挙区予定候補は訓練の様子を見た後、演習場隣接地に設営されている監視本部を訪れ、砲撃の記録をとるスタッフを激励しました。
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