2010年5月29日(土)「しんぶん赤旗」
「辺野古」明記 雨傘に「怒」
名護・1200人抗議集会
市長「撤回までたたかう」
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「移設」先として明記された名護市では、市役所前広場で1200人の「辺野古合意を認めない緊急市民集会」が行われました。市民らは、雨傘に真っ赤な下地に「怒」と黄色で書かれた紙を張り付け、「私たちの怒りは頂点に達している。爆発の状況だ」(稲嶺進市長)という抗議の意思を強く表しました。
稲嶺市長は日米両政府の合意について、「民意ないがしろ、地元の頭越しに行われた。民主主義否定の形で進める蛮行そのものだ」と厳しく批判。「そうだ!」の声がたくさんあがりました。稲嶺市長が「この場からまた、たたかいを始めましょう。辺野古合意撤回までがんばろう!」と呼びかけると、大歓声や拍手、指笛が鳴り響きました。
集会に参加した男性(68)は「民主党に政権交代しても主体性のない外交は変化しなかった。沖縄県民は今後さらに、日米両政府に人として当たり前の権利と主張を訴えていくでしょう」と力を込めました。