2010年5月28日(金)「しんぶん赤旗」
企業は社会的責任果たせ
全労連・東京地評 争議支援の行動
不当解雇の撤回や非正規社員の正社員化などを求める労働争議の早期全面解決を求めて、全労連と東京地評は27日、東京都内の41事業所前で争議支援行動に取り組みました。
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1975年以来、組合つぶしとたたかう東京・上野のオリエンタルモーター本社前には、行動参加者が総結集し、会社に組合つぶしをやめるよう抗議の声をあげました。
主催者あいさつした東京地評の伊藤潤一議長は、「いま企業の社会的責任が言われている。争議を早期に解決することが求められる」と訴えました。
JMIU(全日本金属情報機器労組)オリエンタルモーター支部の酒井清委員長は、「会社は、組合役員に人権侵害、賃金差別を行ってきた。会社が改善の決断をするまでたたかう」と決意を語ると、大きな拍手につつまれました。
NTT東日本本社前では、2002年のNTT11万人リストラで「退職」を拒否し、群馬から埼玉に遠隔地配転された飯野和子さんを群馬に戻すよう要求。日本トムソン本社前では、正社員化を求めてたたかう川井雅宏さんが「私たちは『派遣切り』と契約期間満了により、2度クビを切られた」と告発し、たたかう決意を表明。
いすゞ自動車本社前では、JMIUいすゞ自動車支部の佐藤良則さんが、「全労働者の権利のため、若者の明るい未来のため、家族を守るため、何としても勝利をかちとるため全力でたたかう決意だ」と力を込めました。
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