2010年5月27日(木)「しんぶん赤旗」
文化助成拡充が必要
37団体と共産党が懇談
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日本共産党国会議員団は26日、党本部で芸術・文化団体と懇談を行いました。懇談会は文化助成の縮減が出される中で、国会議員団から呼びかけたものです。
あいさつに立った日本共産党の市田忠義書記局長・参院議員は、「事業仕分け」などで文化予算が縮減されようとしていることに対し、「今こそ国の責任で文化を応援する公的助成の拡充が必要」と強調しました。
懇談会に参加した団体は芸術家会議、日本芸能実演家団体協議会、日本劇団協議会、日本映画・テレビ美術監督協会、日本クラシック音楽事業協会、講談協会、能楽協会など37団体、61人です。
宮本岳志衆院議員は、報告で政府の公的助成縮減の方針の撤回を強く求めるとともに改善の方向を示し、「軍事費を削り、大企業減税をやめれば財源はある」と訴えました。
講談協会から「公的助成で、芸人に出演料の上積みができた。縮減どころか拡充してほしい」と訴えがあり、日本芸能実演家団体協議会からは「公的助成について、根本的考え方も含めて議論するべき大事な時期」として共産党への要望が表明されました。全体で11人の参加者から意見・要望が出されました。
日本共産党から市田氏、宮本氏のほか、穀田恵二国対委員長・衆院議員、山下芳生参院議員が参加しました。