2010年5月24日(月)「しんぶん赤旗」
名護市長「断固反対」
辺野古「移設」 鳩山首相に表明
沖縄県名護市の稲嶺進市長は23日、同市の「万国津梁(ばんこくしんりょう)館」で開かれた、鳩山由紀夫首相と北部12市町村長との懇談で、同首相が米軍普天間基地の「移転先」を同市辺野古崎に求めたいと発言したことについて、「とうてい受け入れられない。断固反対する」と表明しました。
稲嶺市長はこのなかで、地元の“オジー”、“オバー”たちが14年間、現地で座り込み、反対を貫いてきたこと、1月の名護市長選で「海にも陸にも新しい基地はつくらせない」と訴えて当選した経緯を示し、「地元をないがしろにして、県民の期待を裏切ることは残念をとおりこして怒りを感じる」と強調。あわせて首相の「国外、最低でも県外移設」の公約をあげ「県民の期待の裏切りであり、『友愛』政治を自ら否定するもの」と批判しました。