2010年5月23日(日)「しんぶん赤旗」
沖縄・米空軍嘉手納基地
最新鋭戦闘機を配備
爆音激化、反発は必至
沖縄にある米空軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)の第18航空団広報部は21日、最新鋭のF22ステルス戦闘機12機が来週から4カ月間、同基地に配備されると発表しました。現在、同基地には、米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)の所属機が配備され、激しい爆音被害をもたらしています。F22の配備は爆音被害をさらに深刻にするもので、周辺自治体・住民の反発は必至です。
今回、配備されるF22は、米ニューメキシコ州にあるホロマン空軍基地の所属。嘉手納基地にF22が数カ月にわたり配備されるのは、昨年5月末から10月初めまでの4カ月間、米バージニア州のラングレー空軍基地のF22が12機配備されて以来、約8カ月ぶりです。
嘉手納基地では今月11日から、岩国基地所属のFA18戦闘攻撃機、AV8垂直離着陸攻撃機の計約20機が、6月中旬までの予定で激しい訓練を展開。こうした事態を受け嘉手納町議会は18日、外来機の飛来・訓練の即時中止などを求める抗議決議・意見書を全会一致で採択したばかりでした。