2010年5月22日(土)「しんぶん赤旗」
普天間基地撤去せよ
署名15万人分 国会に提出
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沖縄・米軍普天間基地の即時・無条件撤去を求める請願署名15万人分が21日、国会に提出されました。署名は安保破棄中央実行委員会が呼びかけているもので、すでに提出された署名を含めると19万人となりました。
国会内で開かれた提出集会では、署名を詰めた段ボール19箱が机上に積み上げられ、参加者らが日本共産党の穀田恵二、笠井亮両衆院議員に署名を手渡しました。
開会あいさつした全労連の柴田真佐子副議長は、「日米両政府が移設先として沖縄県名護市辺野古周辺と明記した共同文書を作成することは、重大な公約違反であり、沖縄県民への裏切りです」と語りました。
穀田、笠井の両氏は、「政府に歴史的決断を迫りましょう」と激励しました。
各団体の代表が「250人の仲間が点字で署名を打ち、届けてくれた」(全日本視覚障害者協議会)、「今月の『9の日宣伝』で署名がいつもの4倍になった」(自治労連)と発言しました。
要請に先立ち、安保破棄中実委は内閣府を訪れ、普天間基地の即時・無条件撤去の立場で対米交渉を行うよう鳩山首相あてに申し入れるとともに、衆参両院議員への要請を行いました。