2010年5月20日(木)「しんぶん赤旗」
貧困なくすことこそ
大門議員報告 経済懇談会開く
埼玉
紙・塩川議員 伊藤氏ら発言
日本共産党埼玉県委員会・埼玉県議団・さいたま市議団は19日、さいたま市内で経済懇談会を開き、県内の商工会議所、商工会などの経済団体、企業、各種団体、自治体職員など約300人が参加しました。
報告した大門みきし参院議員(比例予定候補)は、日本経済には内需軽視・輸出偏重というゆがみがあると指摘。▽大企業の過剰な内部留保を吐き出させる▽内需をあたためる―が党の経済提言の基本的な考え方だと説明し、ワーキングプアをなくすことが最大の経済政策とのべました。
紙智子参院議員は農業政策、塩川鉄也衆院議員は中小企業政策について報告しました。
草加市の建設会社社長の塚田裕見子氏は、経営環境の厳しい中でも雇用や技能者養成に努力していると強調し、技能者養成のための国の補助などを求めました。加須市の大規模農家の塚田静男氏は、民主党政権の所得補償政策が現在の水準では不十分だとのべ、農作物の価格保障と所得補償を組み合わせる共産党の提案を高く評価しました。
埼労連の原冨悟議長は、「派遣切り」された人たちが今も苦しみ続けている具体例を示し、労働者を保護するための労働者派遣法の抜本改正は雇用の安定につながると指摘。改正案の修正を求めている共産党へ期待をのべました。
司会の伊藤岳・国会議員団埼玉県事務所長(参院選挙区予定候補)は「みなさんの声が私たちの政治の原点。しっかり頑張ります」とあいさつしました。
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