2010年5月16日(日)「しんぶん赤旗」
官房長官の来訪に抗議
鹿児島 基地移設反対で宣伝
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鹿児島県・徳之島への米軍普天間基地機能の一部移転問題で、平野博文官房長官が再び鹿児島市を訪れた15日、来訪に抗議する宣伝・署名行動が市内で取り組まれました。
「普天間基地撤去・県内移設反対鹿児島県実行委員会」(溝口琢実行委員長・県労連議長)が行ったものです。「米軍基地の県内移設反対。官房長官の来訪に断固抗議」の横断幕などを掲げて行動。民主団体、労働組合、日本共産党のまつざき真琴県議らが参加し、581人の署名が寄せられました。
「奄美大島の出身です。美しい島の自然を壊さないで」と話す女性(26)は「平野官房長官は、島の人たちをむりやり抑えつけようとしている。なんでこんなにたくさん米軍基地が必要なのか。平和のためにも基地はないほうがいい」と語りました。
「父が徳之島出身」と語る女子学生(18)らは「政府はいいかげん島民の気持ちを理解してほしい。アメリカの言いなりにならず対等に話し合ってほしい」と4人そろって署名しました。