2010年5月14日(金)「しんぶん赤旗」

きょうの潮流


 名護市は、衆院選の沖縄3区に入っています。昨年の総選挙の折、3区の民主党候補が辺野古の海岸を訪れました▼待っていたのは、新しい米軍基地の建設に反対し座り込みを続ける人たちです。彼らが、胸の内を明かしました。「正直いって、疑いを抱くときもあります。民主党は基地建設を止めるつもりがあるのか、と」▼無理もありません。民主党の政権公約(マニフェスト)は、あいまいでしたから。「米軍再編や在日米軍基地のあり方についても見直しの方向で臨む」と。住民の不安と疑念を打ち消すように、デニー玉城候補が次のようにこたえました▼「民主党が政権をとらせていただけたら、日米対等のパートナーシップの中で協議し…(普天間基地の)県外(移設)の議論をやってみて、県外ではどこも引き受けられないのであれば国外でしょう」▼玉城候補の説得もうなずけます。すでに党首の鳩山代表は、「最低でも県外」といい切っていました。住民の疑いを解いたかどうかはともかく、民主党候補は当選をはたします。辺野古案を推し進めた自民党の議席は、沖縄の4選挙区すべてから消えました▼迷走の果て、「辺野古」へ舞い戻ろうと企てる鳩山政権。党首自身の「最低でも県外」の公約が公約でないといいつくろう首相は、辺野古で語った3区候補の言葉は冗談だったとでもいうのでしょうか。対して沖縄は、総選挙、名護市長選、4月25日の県民大会と民意を幾重にも束ね、あす本土復帰から38年の日を迎えます。





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