2010年5月13日(木)「しんぶん赤旗」
口蹄疫問題
実態に合った補償を
仁比・ばば氏 JA宮崎と懇談
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猛威をふるう家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」の問題で日本共産党の仁比そうへい参院議員は12日、宮崎県入りし、JA宮崎中央会と懇談しました。
JA中央会は羽田正治会長、見戸康人常務理事らが応対。ばば洋光参院選挙区予定候補、前屋敷恵美県議が同席しました。
羽田会長は、「JAグループとして被害農家に対して、当面の生活費30万円の支援を決めた。この問題は個別の農家だけの問題ではなく、人間として共通の課題だ」とのべました。
仁比議員は、未曽有の感染被害が広がった川南町での感染家畜の殺処分後の埋却(まいきゃく)処理について、農水省は「かなりいいペースで進んでいる」と言っていると紹介しました。JA側は、「現地では農家任せになっており、混乱している」と話し、政府と現地の認識の違いが浮き彫りになりました。
またJA側は国が打ち出した被害補償について、その基準となる評価額の算定があいまいで機械的だと指摘。再生産可能な価格に加え、当面の生活費も考慮した、農家の納得がいく価格であるべきだとの考えを示しました。
仁比議員は、「実態に合った対策を政府が打つよう、いっしょにがんばりましょう」と声をかけ、解決への決意を示しました。