2010年5月12日(水)「しんぶん赤旗」
プレジャーボート放置対策
保管場所義務化求める
穀田議員が質問
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日本共産党の穀田恵二議員は11日、衆院国土交通委員会でプレジャーボートの放置対策として、保管場所確保義務化の法制化や国の責任による保管場所整備の推進、高すぎる保管料の是正を求めました。
国交省によると、プレジャーボートの放置隻数は2006年度の調査で11万6千隻。同ボートの総隻数の半数に達しています。原因は、施設の収容能力の不足、不十分な規制措置、所有者の意識の低さとしています。国交省と水産庁が同ボートの係留・保管対策の方策などを検討するために共同で設置した委員会は保管場所確保を義務化する制度の早期法制化を提言しています。
穀田氏は「購入する際に自動車の車庫証明のように係留保管場所を明確にする制度が必要だと、京都府の漁業協同組合も対策を求めている。制度の検討はどこまで進んでいるのか」と質問しました。
国交省の長安豊政務官は「保管場所の義務付けの重要性は認識している。多くの放置艇があることを考えると鋭意検討していかないといけない」との認識を示し、前原誠司国交相は「提言が出されているので、それを基に何ができるか議論して、やれるところからしっかりやっていきたい」と答えました。